ストップ高: 牧野フライス製作所 (6135)
2024年12月27日(金) 16:00
- 株価始値
- ストップ高 9,250 円
- 株価終値
- ストップ高 9,250 円 前日比 +19.35%
- 株価高値
- ストップ高 9,250 円 前日比 +19.35%
- 時価総額
- 2,302.7 億円
- 出来高
- 13,600 株前日比 -92.25%回転率 0.05%
- 売買代金
- 1.26 億円 回転率 0.05%
材料説明
2024年12月27日、工作機械大手の牧野フライス製作所(銘柄コード: 6135)の株価は、前日比1500円(19.4%)高の9250円となり、ストップ高を記録しました。これは、同日朝にニデック(旧・日本電産、銘柄コード: 6594)が牧野フライス製作所に対する公開買付け(TOB)を発表したことが直接の要因です。ニデックは、1株あたり1万1000円での買付けを提案し、全株式の取得を目指しています。
この買収提案は、牧野フライス製作所との事前協議なしに行われたもので、ニデックは「透明性あるプロセスを通じて、対象者の株主の皆様に一切の状況をお伝えする」ことを理由としています。ニデックは、牧野フライス製作所の強みを活かし、「世界屈指の総合工作機械メーカー」を目指すとしています。この発表を受け、投資家の買い注文が殺到し、株価は急騰しました。
牧野フライス製作所の概要
牧野フライス製作所(銘柄コード:6135)は、工作機械業界で世界的に知られる日本の企業です。1937年に創業され、高精度のマシニングセンタや放電加工機などを主力製品としています。同社の工作機械は、自動車、航空宇宙、電子機器、医療機器などの幅広い分野で使用されており、高精度かつ高効率な加工能力が特徴です。また、工作機械の設計から製造、販売、アフターサービスまでを一貫して行い、顧客の多様なニーズに応えています。
最近注目されている点としては、デジタル技術やIoT(モノのインターネット)を活用したスマートファクトリーの提案があります。同社は、加工機械の稼働状況を可視化し、効率的な生産を支援するシステムを提供しています。さらに、炭素繊維強化プラスチック(CFRP)などの難削材の加工技術の開発に力を入れ、次世代材料を扱う業界でも競争力を高めています。これに加え、環境負荷の低減を重視した製品開発も進めており、持続可能な社会への貢献を目指しています。