logo 今日のストップ高

株価始値
ストップ高 2,773 円
株価終値
2,750 円 前日比 +20.99%
株価高値
ストップ高 2,773 円 前日比 +22%
時価総額
3,008.7 億円
出来高
12,767,800 株
前日比 +5,307.79%
回転率 11.67%
売買代金
353.06 億円 回転率 11.73%

材料説明

2025年1月7日、富士通ゼネラル(銘柄コード: 6755)の株価は一時ストップ高となりました。これは、前日の1月6日取引終了後に、ガス機器メーカー大手パロマの持ち株会社であるパロマ・リームホールディングスが、富士通ゼネラルを完全子会社化するための公開買い付け(TOB)を発表したことが主な要因です。TOB価格は1株あたり2,808円で、前日終値に対して約23.5%のプレミアムが付与されています。

このTOBにより、パロマ・リームホールディングスは北米地域での販路拡充や、製造・販売地域の多角化、原材料調達におけるコストメリットなどのシナジー効果を期待しています。TOBは7月上旬ごろの開始を目指しており、買い付け予定数は5,864万4,761株(下限2,372万2,800株、上限設定なし)とされています。TOB成立後、富士通ゼネラルの株式は上場廃止となる予定であり、これを受けて東京証券取引所は1月6日付で同社株を監理銘柄(確認中)に指定しました。

富士通ゼネラルの概要

富士通ゼネラル(銘柄コード:6755)は、日本を拠点とする総合電機メーカーで、主にエアコン事業や情報通信機器の開発・製造・販売を行っています。同社は特に空調関連分野での強みを持ち、個人向け家庭用エアコンから商業施設向け業務用エアコンまで幅広い製品を提供しています。また、環境に配慮した省エネルギー技術やAIを活用した空調システムの開発を進めており、環境負荷軽減をテーマにした製品が注目されています。これらの取り組みは、持続可能な社会の実現に向けた企業姿勢を反映しています。

近年、富士通ゼネラルは海外市場での展開を強化しており、特に欧州や北米を中心に成長が期待されています。海外市場向けに高効率で環境規制に対応した製品を投入し、市場シェアを拡大しています。また、空調事業だけでなく、ICT分野でも通信機器やソリューション事業の展開を図っています。近年では、IoT技術を活用したスマート空調システムの開発が注目され、室内環境の最適化やエネルギー消費の効率化を実現する製品が評価されています。これらの取り組みにより、同社は今後の成長に向けた基盤を強化しています。

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