logo 今日のストップ高

株価始値
946 円
株価終値
ストップ高 976 円 前日比 +18.16%
株価高値
ストップ高 976 円 前日比 +18.16%
時価総額
215.2 億円
出来高
2,464,700 株
前日比 +297.21%
回転率 11.18%
売買代金
23.88 億円 回転率 11.1%

材料説明

2025年1月14日、エヌ・ピー・シー(銘柄コード: 6255)の株価はストップ高となりました。これは、同社が1月10日に発表した2025年8月期第1四半期(2024年9月~11月)の連結決算で、売上高が前年同期比2.5倍、営業利益が8倍と大幅な増収増益を達成したことが主な要因です。特に、米国の主要顧客である太陽電池メーカー向けの部品販売が好調で、国内では政府が支援する「曲がる太陽電池」として注目されるペロブスカイト太陽電池向けの開発装置の売上も寄与しました。

さらに、同社は第4四半期に米国主要顧客向けの大型案件の売上計上を予定していると発表しており、これが市場での注目と期待を高め、株価上昇の一因となっています。また、環境関連サービス分野でも、太陽光発電所の検査サービスや太陽光パネルのリサイクルなどで追加受注があり、業績に貢献しています。

エヌ・ピー・シーの概要

株式会社エヌ・ピー・シー(NPC、証券コード:6255)は、太陽電池製造装置やFA(ファクトリーオートメーション)装置の開発・製造を主な事業とする企業です。装置関連事業では、FA装置、太陽電池製造装置、真空貼合装置、真空断熱パネル封止装置などを手掛けており、売上の約95%を占めています。また、環境関連事業として、太陽光パネルのリユース・リサイクルや発電所の検査サービス、検査装置の提供も行っています。

2024年8月期の連結決算では、売上高が前期比15.8%増の107億9,700万円、経常利益が151.9%増の24億2,600万円と大幅な増収増益を達成しました。売上高営業利益率も前年の10.47%から22.56%へと改善しています。しかし、2025年8月期の業績予想では、売上高は109億2,500万円と微増ながら、経常利益は14.7%減の20億6,900万円を見込んでおり、増収減益の見通しです。

同社は、太陽光パネルのリサイクルや検査サービスなど、環境関連事業の強化に注力しています。特に、太陽光発電の普及に伴い、使用済みパネルのリサイクル需要が高まっており、これらのサービスへの期待が寄せられています。また、FA装置の開発を通じて、製造業の自動化・効率化にも貢献しています。

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