ストップ高: グロービング (277A)
2025年1月15日(水) 16:00
- 株価始値
- 8,520 円
- 株価終値
- ストップ高 8,750 円 前日比 +20.69%
- 株価高値
- ストップ高 8,750 円 前日比 +20.69%
- 時価総額
- 502.7 億円
- 出来高
- 167,200 株前日比 +62.96%回転率 2.91%
- 売買代金
- 14.39 億円 回転率 2.86%
材料説明
2025年1月15日、グロービング(銘柄コード: 277A)の株価は、2025年5月期第2四半期(2024年6月~11月)の連結決算発表を受けてストップ高となりました。売上高は前年同期比2.4倍の38億7400万円、営業利益は同17.8倍の14億2800万円と大幅な増収増益を達成しています。
この好調な業績の背景には、コンサルタントの中途採用を進め、新規案件の獲得や既存案件の規模拡大に注力したことが挙げられます。特に、M&A案件など高収益の短期案件が集中し、収益拡大に寄与しました。営業利益の通期計画に対する進捗率は65%と堅調に推移しており、これらを評価した買いが集まったと考えられます。
グロービングの概要
グロービング株式会社(証券コード: 277A)は、2017年1月に設立された企業で、主にコンサルティング事業とクラウドプロダクト事業を展開しています。コンサルティング事業では、クライアント企業の内部に深く入り込み、経営戦略の立案やデジタルトランスフォーメーション(DX)の推進、新規事業の立ち上げなど、多岐にわたるサービスを提供しています。特に、クライアントと共同で新規事業やプロダクトを創出し、利益をシェアする「Joint Initiative型」のコンサルティングに注力しています。また、AIやデジタル技術を活用し、従来のコンサルティング手法を再定義する取り組みも行っています。
クラウドプロダクト事業では、コンサルティングで得た知見を基に、企業の業務効率化を支援するSaaS型プロダクトの開発・提供を進めています。具体的には、営業活動の生産性向上を目的とした「セールススイート」や、外部支出の最適化を支援する「スペンドインテリジェンススイート」の開発に取り組んでいます。これらのプロダクトを通じて、企業のデジタル化と効率化を推進し、顧客企業の競争力強化に寄与することを目指しています。
2024年11月29日には、東京証券取引所グロース市場への上場を果たし、資本市場からの注目を集めました。上場時の公募価格は4,530円で、主幹事は三菱UFJモルガン・スタンレー証券が務めました。上場後も、AI技術の活用や新規プロダクトの開発を通じて、事業の拡大と収益性の向上を図っています。