ストップ高: レナサイエンス (4889)
2025年1月10日(金) 16:00
- 株価始値
- 446 円
- 株価終値
- ストップ高 462 円 前日比 +20.94%
- 株価高値
- ストップ高 462 円 前日比 +20.94%
- 時価総額
- 58.7 億円
- 出来高
- 1,746,600 株前日比 +3,128.47%回転率 13.74%
- 売買代金
- 7.9 億円 回転率 13.45%
材料説明
東北大学発の創薬ベンチャー、レナサイエンス(4889)の株価が続伸し、連日でストップ高となる勢いを見せています。同社は米国のエイリオン社に独占的実施権を許諾している外用薬・経口薬「RS5441」に関する臨床試験の結果を発表しました。この外用薬「ET-02」が男性型脱毛症および加齢性脱毛症に対する第1相臨床試験で有効性を実証し、非臨床試験で確認された効果が裏付けられたとのことです。治験では、高用量の「5%ET-02群」において、プラセボ群と比較して5週目終了時点で非軟毛(または正常な毛)が6倍に増加する有意な結果が得られました。
エイリオン社は2025年に第2相臨床試験を開始する予定であり、レナサイエンスは2026年3月期に初の患者登録が行われる際に20万ドルのマイルストーン収入を得る見込みです。この収益は同期の売上高に全額計上される予定です。今回の発表により、同社の成長性と事業の将来性が注目され、投資家の買いが活発化していると考えられます。
レナサイエンスの概要
レナサイエンス(銘柄コード: 4889)は、日本のバイオテクノロジー企業で、多様なモダリティ(医薬品、医療機器、プログラム医療機器)の開発を通じて、医療課題の解決に取り組んでいます。同社は、がん、糖尿病、呼吸器疾患、循環器疾患などの非感染性疾患(NCDs)や、女性の健康問題、小児医療など、幅広い分野での研究開発を進めています。
2024年には、PAI-1阻害薬RS5614に関する研究成果が注目を集めました。同薬は、非小細胞性肺がんや免疫チェックポイント阻害作用に関する研究で成果を上げており、関連する論文や学会発表が行われています。また、2024年10月には本社の移転を発表し、事業拡大に向けた体制強化を図っています。